高額報酬にホイホイされて治験に参加してみた感想
治験(ボランティア)とは
去年の記事にも書きましたが、新薬などの最終的な確認のために非検体となるボランティアのことです。
ボランティアなのに報酬?
と思われるかもしれませんが、ほとんどが有償ボランティアなのでバイト感覚でお金を稼げます。
大まかな感覚だと入院するタイプの治験は1日2万。通院するタイプの治験は1日1万。といった感じですね。
ただ、1週間入院すると14万ぐらい稼げるといったところですが、日程的に1回の入院のみというものはなくて、事前検査1,2回。事後検査1回以上(多いと4,5回)ぐらいあります。
高額報酬の長期入院のスケジュールだと全体で2か月~4ヶ月はかかりますね。
治験の情報は治験サイトから探して条件が合うものに登録するだけ。
今回はJCVNさんの配信メールで連絡の来た治験に参加させてもらいました。
治験の内容
規則なので受けたところや薬、検査の内容は書けませんが大雑把にどんなものかを。
私が受けたものは2週間ちょっとの入院の治験です。
それと事前検査と事後検査ですね。
報酬は30万越えの結構高額な部類に入るもので、投薬するお薬も割と強めのお薬でした。
事前検査に入る治験の説明でかなり念入りにリスクの説明が入っていました……
まあ、投薬は実際の治療よりもかなり少ない回数で副作用が出るとしても風よりも軽いぐらいという話で割と気楽に受けちゃいました。
*治験によっては副作用で問題になった話もあるので受ける場合はきちんと考えて受けましょう。
検査を受けてみて
事前検査、事後検査は健康診断の半分ぐらいの量。ただ、丁寧に行われたので時間がかかりました。待ち時間がかなりあるので暇つぶしは持って行ったほうが良いですね。
実際の入院は外に出られないという以外は病院に入院したのとほぼ変わらないと思います。*入院経験がないのであくまでイメージですが。
投薬日だけはきっちり体調の記録を取るので夕方までベットにいる必要がありましたが、それ以外は朝1,2時間簡単なチェックをした後はほぼ自由時間でかなり暇でした。
朝、昼、晩の食事、1日30分程度の運動、以外はずっと自由時間でしたね。
とにかく、暇。
中古でノートパソコンを購入してニコ動を見たり、なろうの小説を読んだり、サイトを作ったりして時間をつぶしていました。
ちなみに体調のほうはまったく問題なし。御飯も家で食べるより量が多くて規則正しい生活で逆に良くなった気がします。
ただ、ベットは個室ではなかったので集団生活が苦手な人はきついかも。
きつかった点。
- 割と狭い場所で共同生活をしないといけない。
- 食事があまりおいしくない。
- 就寝時間はきっちり決められている。
- コーヒー、風邪薬などが飲めない。
と、上の方はあまり苦にはならなかったのですが……
最後のコーヒー、風邪薬などを断たないといけないのが割と厳しかったですね。
1日2,3杯は飲んでいるので入院中だけですが日中眠くて仕方なかったです。*入院中は酒やたばこもNGです。
あと、目薬、風邪薬などの市販薬も避けないといけないのが地味にきつかったです。
治験の報酬は
今回の治験の参加でもらえた報酬は30万以上です。
事前検査から終了まで大体3ヶ月。
月割りだと10万のバイトぐらいですね。
肉体労働はほぼなく、食事、光熱費は無効もち(移動費は30万に入ってる)なので労力としては割のいい収入源です。
ただ、治験の参加条件は厳しい(健康状態をクリアしても倍率が2,3倍)のと治験を受ける間隔が決まっているので治験だけでの生活はかなり厳しいですね。
最後の投薬から3,4ヶ月は次の治験が受けれないので最短でも5か月間隔ぐらいとなります。
そうすると、30万の報酬でも月あたり6万。実家暮らしならといった感じでしょうか。私はアパートに一人暮らしなので家賃と光熱費、生活費で消えそうです。(税金関係が追加で6万は必要)
他にアルバイトや収入源がある方は20,30万の治験を狙うとおいしいかもしれません。
治験のために準備したもの
設備としてはエアコン、インターネット、シャワー、患者服、洗濯機、とあったので持っていくものは娯楽品と3,4日分の下着、あと歯ブラシぐらいです。
娯楽品としては
- 中古のノートパソコン
治験のためにここで2万ぐらいでノートを買っちゃいました→【中古パソコンショップ Be-Stock】
を持っていきました。
なお、病院内にテレビ、DVD、漫画、ゲーム機(PS3など)はありましたが、漫画や小説を持ち込んでいる方も多かったです。
あと、最近は治験の報酬は銀行振り込みになっているそうなので振り込み用の口座とシャチハタは準備しておいたほうが良いです。
まとめ
とりあえず思ったよりも扱いは良く、バイトとして見ても楽だったので今後もいい治験があれば参加を狙ってみようと思います。